便秘の悩み
便秘の治療に欠かせない要素があります。それは水分不足の解消です。そもそも人間の身体の７０％は水分でできているのです。便秘と水分には密接な関係があります。
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１．便秘の悩み
便秘の症状は、人によって様々ですが、悩んでいる人は大勢いると思います。１週間以上も間隔があく人や、２～３日程度の軽度の人もいます。便秘はその原因によって、腸管が狭くなる「器質性便秘」と腸管機能が弱る「機能性便秘」に分類されています。機能的便秘の方は急性と慢性があり、更に慢性は３つに分けられます。
急性の場合は、旅行や出張などによる環境の変化、病気で寝たきりの時間が多いときなど、一時的な症状で回復することがあります。しかし、慢性となるとそうはいきません。
一般的な原因として、食物繊維の摂取不足、鎮痛剤など薬の副作用などに加え、精神的なストレス、ホルモンバランスの崩れなどがあげられますが、様々な条件が重なる場合も多いのです。又、トイレ利用に制約のある職場環境や生活環境によって引き起こされる便秘もあります。
便が出にくくなる以外の自覚症状としては、腹痛、残便感、腹部の膨満感に加え、人によっては食欲不振やめまい、吐き気など生活に支障をきたす場合もあります。
これらの症状をつい軽視して、下剤や浣腸を使用して便の排泄を促している人も多いかと思いますが、この状態を日常化させると、それらの刺激に身体のほうが当たり前になってしまい、実際はもっとひどい便秘になっていく場合もあります。症状がひどくならないうちに、適切な対処をしていくことをお勧めします。